アメリカで感じた東日本大震災の「リアル」 アメリカ出張 part2

アメリカで感じた東日本大震災の「リアル」

アメリカのシアトルに出張中にとても印象深い話を聞く機会がありました。

シアトルのあるワシントン州には沢山の山々があります。
そして、夏シーズンではハイキングがとても盛んです。
夏以外の天候があまりすぐれないので、シーズンになるとアウトドアを楽しむ人が多いのだとか。
私も、シアトルに暮らすことがあれば、折角なのでアメリカならではのスケールの大きい風景を見てみたいと、以前から思っていました。

そんな中、職場での雑談の中で、良く夫婦でハイキングを楽しんでいる方の話を聞く機会がありました。
装備をしっかりと揃え、往復で2泊するような本格的なトレッキングを行っているような方です。

余談ですが、アウトドア ウェアーといえばNORTH FACEが有名ですよね。
アメリカのショッピングモールやアウトレットでは必ずと言ってもいいほど店がありますし、日本国内で購入するよりもかなり安く販売されているので日本人観光客からも人気です。
しかし、その方曰く、mont-bell(モンベル)が一押しで、ツウはmont-bellを好んで着用するそうです。
軽さと暖かさが違うようですね。
アメリカにいて日本企業の製品をおすすめされると嬉しかったですね。

その方のお話を聞きながら、ハイキング中の絶景写真を見せてもらいました。
青い空をバックにそびえたつ山々や、湖、そこに続く道のりなど、どれも見るだけで素晴らしい風景でした。
写真ではなく、実際にその場所で目にする風景は、いったいどれくらいのスケールなのか、いつかは自分の足でチャレンジしてみたいと思います。
最近運動をすると膝が痛いので不安ですが…。

さて、そんな話もひと段落したときに、日本の「地震」の話になりました。
東日本大震災が発生した際は、アメリカでも大きく取り上げられ、何度も津波の様子がテレビで放映されていたようです。
その方もその当時のショッキングな心境を話してくれました。

そして、それから1年、2年と月日は流れていき、だんだんと世の中の人の記憶から薄れ始めていました。
そんな中、その方はハイキングである海岸線を訪れたそうです。
そこで目にしたのが、打ち上げられたゴミたち。

美しい海岸でも、そういったゴミには目を引かれますよね。
私も日本海側の海を訪れた際、とてもきれいな海岸の一部に、ものすごい量のゴミが貯まっている光景を目にしたことがあります。

しかし、その方が目にしたのはただのゴミではなさそうでした。
発泡スチロールなどの比較的軽いゴミが流れついているようですが、そこには「気仙沼」や、「三陸」などの文字が多く見られたというのです。
おそらく、津波の被害を受けた場所から、長い時間をかけて太平洋を渡り、遠いアメリカの海岸へ流れ着いたのだろうとおっしゃっていました。

その方は、そのことを思い出すと今でも胸を締め付けられるようでした。
私も思わぬところでそのような話を聞き、東日本大震災とその被害が、「現実」であったことを強く感じ、何とも言えない気持ちになりました。

私自身、被災によって大切なものを失っていないので、今まで実感は大きくありませんでしたが、このリアルな話を聞いてとても悲しい気持ちになりました。
実際にそれを目にしたら、より深く考えさせられたかもしれません。
思わぬところで、震災のリアルを感じた出来事でした。

岸ユメジ

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