英語技能の分類を整理しておく【海外赴任者の英語学習】

岸ユメジです。

今回からは海外転勤に向けた英語能力の向上についてまとめていきます。
さて、英語能力と一口に言っても、あまりにも漠然としていますし、その人の置かれている状況、目的に合わせた選択と集中により伸ばすべき分野があると考えています。
まずは英語能力を分解し、次のように分野分けしてみましょう。

・リスニング/ヒアリング
・スピーキング
・リーディング
・ライティング
※単語
※発音
※文法

あまり複雑に分けてもしょうがないので、あくまでもシンプルに考えると以上のような4分野+3種の補足とします。

ここから、海外転勤を控える状況で、どの分野を集中的に伸ばすべきか、また、どういった順番で学習していくかを考えます。

そこで、まずはその前にそれぞれの分野について一応解説します。
TOEIC730点程度の中級者(?) の個人的解釈ですので、温かい目で見ていただければ幸いです。

リスニング / ヒアリング

これは読んで字のごとく、英語をきいて、内容を理解する力です。
敢えて2種類あげているのは、それぞれ意味合いが違うからです。

listen 意識をして耳を傾けている。「聴く」
hear  意識をせず耳に入っている。「聞く」

TOEICや英検でのリスニング試験は、全力で意識を集中して聴きますよね。
これがlistenです。
対して、つけっぱなしのテレビから流れてくるものや、教材のCDなどを流してはいるものの、なんとなく耳に入っているだけの状態がhearです。

この違いは明確に意識して学習する必要があります。
リスニングができるようになったからと言って、ヒアリングができるようになっているとは限らないからです。
逆に言えば、ヒアリングができない状態で教材などをただ垂れ流しているだけでは効果はありません。
それはただのBGMで、英語能力の向上につながりません。

スピーキング

これは英語を喋る能力です。
そのままですね。

スピーキングは日本人が最も苦手とする分野だと思います。
まず、日本では英語を話す授業は音読程度しかなく、書いてあるものを読む、ということしかやっていないわけです。
なので、しっかり勉強している方でも、いざ英会話をやってみると、うまく喋れないことに驚いたりします。

これは、瞬時に英文を作り、言葉にして発する回路を作る訓練をしていないからです。
これができないと、「話す内容を考える」 → 「英文を作成する」 → 「口から発する」という3つのステップを踏むことになり、非常に時間がかかります。

日本人がスピーキングを苦手とするもう1つの理由に、日本人特有の完璧主義が関係していると思います。
文法を必死に勉強しているため、文法通りでしっかりと完結した文章でないと喋れないんです。

何を隠そう私がそうなので、よくわかります。
日本では、不完全なものを見せるのは良くないこと、相手に気を遣わせることは良くないことという考え方が根強くあります。
思いやり、おもてなしがとても発達している素晴らしい文化だと思います。

しかし、私の少ない海外経験においては、文法の正誤よりも意思を伝えることのほうが大事だと感じました。
もちろん文法的に正しいことに越したことはありませんが、それに拘るあまりいつまで経っても喋ることに慣れることが出来ないのは、非常に問題です。

なので、スピーキングは度胸!と考えます。
敢えて文法、発音を別出しに分けているのもそこに訳があります。
とにかく、「英語を喋る」ということに慣れる必要があるのです。

リーディング

英文を読む能力です。
ポイントは2点です。
早く読む能力と、内容を正確に把握する能力です。

これも明確に意識して学習する必要があります。
早く読むにはどうすればよいのか。
正確に読むにはどうすればよいのか。
そして最終的には、早く、正確に読むためにはどうすればいいのか、というところにつながります。

リーディングの怖いところは、ただひたすら読んでいるだけでは、あるレベルで頭打ちになってしまう、というところです。
さらに、海外転勤に焦点を当てると、より効率よく学習する必要があります。

また、単語を別にしているのにも理由があります。
「読めない」という原因には、文法的に理解が出来ないものと、使われている単語の意味がわからない、という2種類のものがあります。

リーディングではあくまで、文章の構造に着眼し、その構造を瞬時に正しく理解する技能のことを指します。
なので、単語の難易度は別の問題と捉えています。

ライティング

英文を書く能力です。
これが実用レベルで考えると難しいですね!

スピーキングは度胸!と述べましたが、ライティングは度胸では乗り切れません。
単語とジェスチャーで何とかなるものではありませんし、文法的に誤っていたら伝わらないことも多々あります。
目を見て話すことが出来ないので、相手がどう捉えているのか、その場で確認して訂正することが出来ません。

単純に日本語の文章を英文化するのではなく、英文での表現を身に着ける必要があります。
海外転勤にフォーカスして考えると、ビジネスメールでのライティングが必須です。

※単語/発音/文法

これらは4分野全ての基礎として必要になるものです。
しかし、それぞれを極めなければ実践レベルの英語力を身につけられないわけではありません。
むしろ、単語、発音、文法の3分野は、ある一定のレベルまで達してしまえば、それ以上は自己満足だとも考えられます。

単語をたくさん知っていれば便利ですが、言いかえや、文脈からの連想が出来れば問題ありません。
発音も度胸があれば真似ているうちに何とか通じるレベルまでは到達できますし、どうしても聞き取ってもらえなかったら、これも言いかえが可能です。
文法に至っては、中学英語で十分コミュニケーションは可能です。

とはいえ、単語知っている方が便利なのは間違いありませんし、発音がネイティブだとかっこいいですよね。
文法的にも間違いがなければよりコミュニケーションが円滑になり、信頼されます。

ですが、ここで言っているのは、それらは決して「必須」ではないということです。
人それぞれ、目指すレベルに合わせて向上させていけば良いのです。

終わりに

このブログで紹介するのは、あくまでも海外赴任を控えている中で、また、赴任中の生活で、上記の技能取得における選択と集中を考えた際の内容になっています。
それでは、次回から、赴任を控えた私がどのように英語能力を向上させるつもりなのか紹介します。

岸ユメジ

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